SASAKAWA STORY

人が集い、暮らし、まちをかたちづくる建築物は
それぞれに人々の思いや歴史の物語を秘めている。

笹川組が施工や管理を通して携わってきた作品群もまたしかり。

それらを訪ねることで、建設・土木を通して笹川組が紡いできた
このまちのストーリーをたどってみよう。

この街の暮らしを支えてきた物語。

STORY #03

経済・ビジネスコラボしが21

人と人とを結ぶための、
開かれた大空間

 湖岸のランドマーク、びわ湖ホールから通りを渡って向かいへ。大屋根のついたピロティからガラス張りのエントランスへ入っていくと、吹き抜けの大空間には光があふれ、階段を中心にいくつものミーティングスペースと展示室が並ぶ。コラボしが21は、その名の通りさまざまな官・民コラボレーションを生み出す拠点として2004年に竣工した。

湖岸の通りに面したエントランスの大空間

湖岸の通りに面したエントランスの大空間

1階の広いピロティと5階の屋上テラスが開放的

1階の広いピロティと5階の屋上テラスが開放的

大会議室からの琵琶湖の眺望

大会議室からの琵琶湖の眺望

 ここは滋賀県初の「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)」事業で整備された公共施設で、 民間の資金や経営能力、技術を活用して施設の建設から運営までが行われている。
 滋賀県産業支援プラザをはじめとした県内の主要な商工業・労働福祉の団体が入居し、ここから数多くの新たなビジネスも生まれている。

 人やモノ、情報、技術や事業をより多く集めることが目的とあって、地域に向けて開かれた空間づくりを重視しているという。ピロティを一つ例に取っても、半屋外の広場として設計され「びわ湖フォーラム」と名付けられている。
 5階に設けられたアメニティルームは緑化された屋上テラスに続くつくりになっていて、環境への配慮も設計に組み込まれている。贅沢なまでの琵琶湖の眺望には、ふと立ち寄りたくなる気軽さがあり、盛んな交流を後押ししているといえるだろう。

DATA
竣工 2004年8月
所在地 滋賀県大津市打出浜
構造 SRC造
規模 地上9階
延床面積 12,670m2

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開かれた大空間

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